“鉄道もバスも走れる夢の乗り物”として全国的な注目を集めてきたDMV(デュアル・モード・ビークル)。
そのDMVを日本で唯一、本格営業運行している 阿佐海岸鉄道 で、残念なニュースが飛び込んできました。
同社の公式発表によると、DMV車両の故障により、2026年5月28日から全便運休となっています。
阿佐海岸鉄道ホームページ
原因はDMV車両の故障 「走れる車両がない」深刻な状況
今回の運休理由は、DMV車両の不具合・検査対応。
阿佐海岸鉄道が保有するDMVは全部で3両ありますが、すべての車両が点検・修理対象となり、運行可能な車両がなくなったことから、やむを得ず全便運休という判断に至りました。
DMVは鉄道モード・バスモードを切り替える特殊な構造のため、
一般的な鉄道車両や路線バス以上に 整備・安全確認が重要 です。
安全最優先とはいえ、
- 通勤・通学
- 沿線住民の生活の足
- DMV目当ての観光客
そのすべてに影響が出る、非常に重い運休となりました。
運休中は路線バス利用へ ただし「55フリーきっぷ」に注意
DMVが運休している間、沿線移動は路線バスなどによる移動が基本となります。
しかし、ここで注意したいのが観光客にも人気の企画きっぷ、
「徳島・室戸・高知55フリーきっぷ」 の扱いです。
このきっぷは通常、
徳島~室戸~高知方面を鉄道・一部バスで自由に移動できる便利なフリーきっぷですが、
→今回のDMV運休に伴う路線バス利用では、このきっぷが使用できません。なお、2026年5月28日から販売を中止していますので現在利用中の方のみが影響を受けます。
DMV区間の代替交通として利用するバスが、
フリーきっぷの利用対象外 となるためです。
「きっぷを持っていれば大丈夫だろう」と思っていると、
現地で追加運賃が必要になるケースも考えられます。
DMV観光を楽しみにしていた人には痛手
阿佐海岸鉄道のDMVは、
「鉄道ファンが一度は乗りたい車両」
「地方鉄道の新しい可能性」
として、全国から注目を集めてきました。
特に
- 鉄道から道路へ切り替わる瞬間
- 海沿いを走る独特のルート
- “世界初クラス”の営業形態
こうした体験を目的に訪れる人も多く、
今回の全便運休は観光面でも大きな影響が出そうです。
私が、初めて室戸岬へ行った時は、阿佐海岸鉄道はこれでした。
alt="海部駅、旧ホームに保存されるSA101型" class="wp-image-8010"/>まとめ|再開時期は未定、旅行計画は要注意
- DMV故障により 5月28日から阿佐海岸鉄道は全便運休
- 再開時期は 現時点では未定
- 代替の路線バス利用では
「徳島・室戸・高知55フリーきっぷは使用不可」 - DMV目当ての旅行は 計画の見直しが必須
地方鉄道にとって、車両トラブルは経営にも直結する大問題。
一日も早い復旧と、安全な形での運行再開を願いたいところです。

