暑い夏がやってくると、列車で旅する喜びはいっそう増します。首都圏から時間を忘れて北へ向かい、爽やかな風景と地元の文化に触れる──そんな特別なひとときを過ごせるのが、JR東日本の観光列車「ひなび(陽旅)」です。
「ひなび」は、のんびりした時間の流れと、その土地ならではの出会いを大切にした観光列車。大きな窓から四季折々の風景が楽しめるだけでなく、沿線グルメや地域文化との接点が旅の醍醐味です。
JR東日本ホームページ
なぜ「ひなび」が人気なのか?
この列車が多くの乗り鉄・旅好きに支持される理由は、ただ目的地へ移動するだけの列車ではなく、列車そのものが旅の「目的」になることです。
・ ポイントその1
車両は観光列車用のハイブリッド気動車 HB-E300系 を使用。静かで快適な走行と、外をゆったり眺められる大きな窓が特徴です。
・ポイントその2
「ひなび」という名前には、日常を離れて“素朴でぬくもりのある旅=ひなびしい旅”という想いが込められています。
・ポイントその3
1号車はグリーン車指定席、2号車は普通指定席。家族や友人との語らいから、おひとり旅の読書タイムまで、それぞれのペースで楽しめる空間設計です。
2026年夏は“6つの旅”が登場!
2026年の夏も「ひなび」は各地の自然やまつりとリンクした、バラエティ豊かな運行ラインナップを展開します。7月~9月の行楽シーズンに合わせ、それぞれの魅力を感じられる6種類の列車が運転予定です。
① ひなび 釜石(東北本線・釜石線)
- 運転日
- 7月11日(土)・12日(日)
- 8月2日(日)・8日(土)~11日(火・祝)・22日(土)・23日(日)・29日(土)~31日(月)
- 9月4日(金)~7日(月)・12日(土)・13日(日)・19日(土)・22日(火・祝)・23日(水・祝)・26日(土)・27日(日)
- ダイヤ
| 盛岡→釜石 | 駅 | 釜石→盛岡 |
| 10:09 | 盛岡 | 17:45 |
| 10:53 | 花巻 | 17:09 |
| 11:01 | 新花巻 | 16:47 |
| 11:09 | 土沢 | 16:39 |
| 11:26 | 宮守 | 16:25 |
| 12:23 | 遠野 | 15:58 |
| 12:45 | 上有住 | 14:53 |
| 12:58 | 陸中大橋 | 14:40 |
| 13:19 | 釜石 | 14:18 |
盛岡から釜石へ向かい、三陸海岸沿いの美しい山と海の風景を楽しむ定番ルート。太平洋が見える車窓は、一度見ると忘れられません。
② ひなび 宮古(山田線)
- 運転日:8月1日(土)・9月20日(日)・21日(月・祝)
- ダイヤ
| 盛岡→宮古 | 駅 | 宮古→盛岡 |
| 8:51 | 盛岡 | 17:22 |
| 11:19 | 宮古 | 14:47 |
山田線を経て、リアス海岸の町・宮古へ。途中にはのどかな原風景や渓谷も広がり、写真スポットが満載です。
③ ひなび 下北(青い森鉄道・大湊線)
- 運転日:6月24日(水)~30日(火)・7月2日(木)~5日(日)・18日(土)~20日(月・祝)
- ダイヤ
| 八戸→大湊 | 駅 | 大湊→八戸 |
| 10:54 | 八戸 | 17:42 |
| 11:41 | 野辺地 | 16:54 |
| 12:13 | 陸奥横浜 | 16:26 |
| 12:35 | 下北 | 16:04 |
| 12:40 | 大湊 | 15:59 |
八戸から大湊まで走るこの列車では、下北半島の雄大な自然風景が堪能できます。海沿いの青い景色は、夏ならではの爽快感。
この「ひなび 下北」と次の「ひなび 陸奥」は、青い森鉄道線のみの乗車(ひなび下北:八戸駅~野辺地駅・ひなび陸奥:青森駅~野辺地駅)はできません。
④ ひなび 陸奥(青い森鉄道・大湊線)
- 運転日:7月22日(水)・23日(木)
- ダイヤ
| 青森→大湊 | 駅 | 大湊→青森 |
| 10:56 | 青森 | 17:39 |
| 11:41 | 野辺地 | 17:02 |
| 12:13 | 陸奥横浜 | 16:26 |
| 12:34 | 下北 | 16:04 |
| 12:40 | 大湊 | 15:59 |
青森から大湊へ。沿線の山や港町の風情が楽しめ、普段の旅では訪れにくいローカル感たっぷりの旅路です。青い森鉄道のみ(青森駅~野辺地駅)の乗車はできません。
⑤ ひなび 錦秋湖(北上線)
alt="錦秋湖" class="wp-image-8722"/>- 運転日:8月14日(金)~16日(日)
- ダイヤ
| 北上→横手 | 駅 | 横手→北上 |
| 11:11 | 北上 | 16:22 |
| 11:58 | ほっとゆだ | 15:43 |
| 12:26 | 横手 | 15:13 |
岩手・北上線を巡る「錦秋湖行き」は、田園風景と湖の穏やかな景色が夏の日差しに映える癒やし系ルート。
⑥ ひなび 八戸(三社大祭前夜祭号)(八戸線)
alt="三社大祭" class="wp-image-8723"/>- 運転日:7月31日(金)
- ダイヤ
| 八戸→久慈 | 駅 | 久慈→八戸 |
| 11:06 | 八戸 | 16:01 |
| 11:15 | 本八戸 | 15:51 |
| 11:26 | 鮫 | 15:39 |
| 11:36 | 種差海岸 | 15:25 |
| 12:07 | 階上 | 15:13 |
| 12:15 | 種市 | 15:01 |
| 13:02 | 久慈 | 14:18 |
最大のトピックはこれ!7月31日限定で、国の重要無形民俗文化財「八戸三社大祭」前夜祭の山車(だし)ライトアップ鑑賞とセットに楽しめる臨時便が運転されます。色とりどりの山車が夜空に浮かぶ幻想的な光景は、この日だけの特別な体験です。
地元グルメも“旅の主役”
「ひなび」では、沿線の味覚を楽しむ工夫も。事前予約制のモバイルオーダーサービス「うけとりっぷ」で、地元の素材を使ったお弁当やスイーツをホームや車内で受け取れるサービスもあり、“列車×地域グルメ”の組み合わせが旅をより豊かにしてくれます。
まとめ
JR東日本は、夏の臨時列車として東北地方を中心に運行する人気列車「ひなび」を運行します。定番のルート以外にも特別運行となる路線もあり、注目されるところです。なお、「ひなび」は全席指定席(グリーン車あり)ですので乗りたい場合は早めの予約をおすすめします。

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