岡山~京都高速バス、6月1日から運賃改定 倉敷~岡山間は運行終了へ

下電バス(イメージ) 高速バス

岡山県内から京都方面へ向かう移動手段のひとつ、高速バス「岡山~京都線」に大きな動きがありました。
2026年6月1日から、運賃の値上げとあわせて、倉敷~岡山間の運行が取りやめとなります。

これは、運行会社である 両備ホールディングス が公式に発表したもので、日常的に高速バスを利用していた人にとっては見逃せない変更です。

高速バス倉敷・岡山~京都線
運賃改定と岡山駅発着への変更のお知らせ

両備バスホームページ

2026年6月1日以降のダイヤ

バスの運転時刻は変更ありません。

岡山→京都

運行会社岡山駅西口
24番のりば
岡山インター山陽インター京都駅八条口(F3のりば)備考
乗車のみ乗車のみ
両備7:007:157:3310:27倉敷~岡山間廃止
下電8:308:459:0311:57倉敷~岡山間廃止
京阪京都17:1017:2517:4320:37

京都→岡山

運行会社京都駅八条口(F3のりば)山陽インター岡山インター岡山駅西口
24番のりば
備考
降車のみ降車のみ
京阪京都9:1512:0912:2712:42
両備17:1020:0420:2220:37岡山~倉敷間廃止
下電18:3021:2421:4221:57岡山~倉敷間廃止

2026年6月1日以降の運賃

現在は、日にちによりA~Cの3ランクの運賃に分けられていましたが、6月1日以降は、S日程~C日程の4ランクになります。

停留所大人片道運賃学生割引WEB決済割引
(B日程・C日程の日限定)
岡山駅西口~5月31日3,650~4,0502,8003,250~3,650
6月1日~3,900~4,5002,900~3,3003,700~3,900
岡山インター~5月31日3,550~3,9502,8003,150~3,550
6月1日~3,900~4,5002,900~3,3003,700~3,900
山陽インター~5月31日3,250~3,6502,8002,850~3,250
6月1日~3,500~4,1002,900~3,3003,300~3,500

6月1日から何が変わる?ポイントを整理

今回の変更点を、まずはシンプルに整理しておきましょう。

運賃が改定(値上げ)

2026年6月1日乗車分から、岡山~京都線の運賃が引き上げられます。
近年、全国的に高速バスの値上げが相次いでいますが、岡山~京都線もその流れに入った形です。

燃料費の高止まりや人件費の上昇など、事業者側のコスト増が背景にあるとみられます。


倉敷~岡山間の運行を取りやめ

これまでこの路線は、

  • 倉敷駅周辺
JR倉敷駅 北口ロータリー alt="JR倉敷駅 北口ロータリー" class="wp-image-6316"/>
JR倉敷駅 北口ロータリー
  • 岡山駅西口
岡山駅西口 alt="岡山駅西口" class="wp-image-6317"/>
岡山駅西口

の両方をカバーする形で運行されていました。

しかし6月1日以降は、倉敷~岡山間の区間運行を廃止し、
岡山駅発着に集約される形となります。

倉敷市内から直接京都へ向かえていた利便性は失われ、
今後はJRなどで岡山駅まで出る必要が出てきます。


なぜこのタイミングで見直しが行われたのか?

公式発表では「利用者減少」と明言されているわけではありませんが、今回の内容からはいくつかの背景が見えてきます。

利用者数の伸び悩み

コロナ禍以降、都市間移動の回復には地域差があります。
岡山~京都という区間では、

  • 新幹線・在来線特急の利便性
  • マイカー移動の増加

といった要因もあり、高速バスの利用が伸び悩んでいる可能性があります。

特に倉敷~岡山間は、所要時間が40分~1時間とJR山陽本線の約17分と比較すると大変な長くなっており直通運転のメリットが生かされていなかったものと思われます。


運転士不足と運行コスト

全国のバス事業者共通の課題が「運転士不足」です。

  • 長時間労働
  • 高齢化
  • 若年層の担い手不足

これらが重なり、路線の維持自体が難しくなっています。
区間整理によって、限られた人員を効率的に使う狙いもありそうです。


鉄道との比較で見る「岡山~京都」

鉄道ファン目線で見ると、岡山~京都間は鉄道の選択肢が非常に充実しています。

  • 山陽新幹線+東海道新幹線(1時間あたり 「のぞみ」が2本・「ひかり(各駅停車)」が1本 片道料金(通常期) 8,100円(運賃 3,740円 「のぞみ」指定席料金 4,360円))

所要時間・本数・定時性の面では、やはり鉄道が有利です。
高速バスは「安さ」や「乗り換え不要」が武器でしたが、
運賃値上げと発着地縮小により、その魅力がやや薄れる形になります。


倉敷利用者への影響は大きい

今回、特に影響を受けるのは 倉敷発着で利用していた人 でしょう。

  • 荷物が多い
  • 駅間移動を減らしたい

こうした人にとって、倉敷発着の廃止は実質的な利便性低下です。

今後は
「倉敷 → 岡山(JR)→ 高速バス」
という一手間が増えることになります。


まとめ:静かに進む「選択と集中」

今回の岡山~京都線の変更は、単なる値上げではなく、

  • 利用実態に合わせた区間整理
  • バス事業の持続性を重視した判断

と見ることができます。

地方都市発の高速バスは、今後もこのような「選択と集中」が進んでいく可能性が高く、
鉄道・バスの役割分担がより明確になっていきそうです。

今後も岡山発着の高速バス路線について、動きがあれば注目していきたいところです。


同じく岡山駅から運行している高知方面への高速バスは、2026年4月1日にダイヤ改正を行いました。


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