岡山と広島を結ぶ都市間交通といえば、山陽新幹線や山陽本線が真っ先に思い浮かびますが、
近年、価格と利便性のバランスで存在感を高めているのが高速バス(サンサンライナー)です。
その岡山~広島線の高速バスが、2026年7月1日から大きく生まれ変わります。
今回発表されたのは、
- 広島駅への新規乗り入れ
- 広島発・岡山行き最終バスの大幅な時刻繰り下げ
という、利用者にとって非常にインパクトのある内容です。
両備バスホームページ
7月1日以降のダイヤと運賃
ダイヤ
- 岡山→広島
| 岡山駅西口 | 7:40 | 11:20 | 12:30 | 14:00 | 16:50 | 19:30 |
| 岡山インター | 7:55 | 11:35 | 12:45 | 14:15 | 17:05 | 19:45 |
| ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | |
| 中筋駅 | 10:17 | 13:57 | 15:07 | 16:37 | 19:27 | 22:07 |
| 不動院 | 10:23 | 14:03 | 15:13 | 16:43 | 19:33 | 22:13 |
| 新白島駅 | 10:28 | 14:08 | 15:18 | 16:48 | 19:38 | 22:18 |
| 広島バスセンター | 10:32 | 14:12 | 15:22 | 16:52 | 19:42 | 22:22 |
| 広島駅新幹線口 | 10:47 | 14:27 | 15:37 | 17:07 | 19:57 | 22:37 |
- 広島→岡山
| 広島駅新幹線口 | 7:10 | 8:25 | 12:10 | 15:15 | 18:20 | 21:20 |
| 広島バスセンター | 7:25 | 8:40 | 12:25 | 15:30 | 18:40 | 21:35 |
| 新白島駅 | 7:28 | 8:43 | 12:28 | 15:33 | 18:43 | 21:38 |
| 不動院 | 7:33 | 8:48 | 12:33 | 15:38 | 18:48 | 21:43 |
| 中筋駅 | 7:40 | 8:55 | 12:40 | 15:45 | 18:55 | 21:50 |
| ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | |
| 岡山インター | 9:57 | 11:12 | 15:02 | 18:02 | 21:17 | 0:12 |
| 岡山駅西口 | 10:12 | 11:27 | 15:17 | 18:17 | 21:32 | 0:27 |
広島発の最終便の発車時刻が1時間30分以上遅くなっています。また、他の便も時刻変更が行われています。利用する際には確認が必要です。
運賃
- 岡山⇔広島
- 片道 3,100円
- 往復 5,600円
- 回数券(4枚) 9,800円(1枚2,450円)
運賃については、変更はありません。プレスリリースには、新運賃とありますが停留所が増えたためです。
ついに実現!広島駅新幹線口へ直接乗り入れ
これまで岡山~広島線の高速バスは、広島市中心部の「広島バスセンター」が終点でした。
市内移動には便利な一方で、
- 新幹線への乗り換え
- 在来線・在来特急との接続
- 夜間帯の移動
といった面では、やや不便さも感じられる路線でした。
今回の改正で、広島駅新幹線口まで路線が延伸。
これにより、
- 山陽新幹線
- 山陽本線・芸備線・可部線
- 在来線特急・快速列車
との接続が一気に改善されます。
観光客はもちろん、出張や通勤・通学で利用する人にとっても、
「駅前まで直行」という安心感は大きなメリットです。
広島発の最終バスが“かなり遅く”なる
もうひとつの注目ポイントが、広島発・岡山行き最終便の大幅な繰り下げです。
これまでの最終バスは、
「夜の会合やイベントがあると間に合わない」
「新幹線に比べて使いづらい」
という声も少なくありませんでした。
今回の改正では、
- 広島駅新幹線口発:21時台
- 広島バスセンター発:21時台後半
と、最終便が大きく後ろ倒しされます。
これにより、
- 夜の会食・イベント後でも帰れる
- 広島市内でゆっくり過ごせる
- 新幹線最終に間に合わない時の“保険”になる
など、高速バスの立ち位置が一段階引き上げられた印象です。
所要時間・運賃は据え置きで利便性向上
気になる所要時間や運賃については、
大きな変更はなく、現行水準を維持するとされています。
つまり、
「時間も値段もほぼそのままで、行き先と使い勝手だけが良くなる」
という、利用者にとってはありがたい改正です。
特に、
- 新幹線の指定席が取りづらい時期
- 交通費を抑えたい出張
- 青春18きっぷシーズン外の移動
では、高速バスの選択価値がさらに高まりそうです。
鉄道とバスの“役割分担”がより明確に
岡山~広島間は、鉄道の本数も多く、競争の激しい区間です。
その中で高速バスが、
- 広島駅に直結
- 夜遅くまで運行
という特徴を打ち出してきたことは、
鉄道との明確な役割分担を意識した動きとも言えそうです。
「速さの新幹線」
「柔軟さの高速バス」
そんな住み分けが、よりはっきりしてきました。
岡山~高知間のバスは、2026年4月1日にダイヤ改正を行っています。
岡山と京都を結ぶ高速バスは、2026年6月1日から倉敷~岡山間の運転が取りやめとなり運賃が値上げとなりました。
まとめ:地味だけど“効く”改正
今回の岡山~広島高速バスの改正は、派手さはありませんが、
- 利用者の不満点を的確に解消
- 夜間移動という弱点を克服
- 広島駅直結で競争力アップ
と、非常に実用的で評価の高い内容です。
今後、利用者数の増加や、さらなるダイヤ改善につながるのか。
鉄道と並ぶ都市間交通として、岡山~広島高速バスの動きから目が離せません。

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