東海道・山陽新幹線を利用する人にとって、少しずつ“当たり前”になりつつある運用が、いよいよ拡大します。
2026年5月21日にJR東海とJR西日本は、2026年度10月以降の東海道・山陽新幹線の「のぞみ」について当初全席指定席として運行すると発表していた期間以外にも3連休の時期に全席指定席とすることを発表しました。
今回のポイントは、これまでゴールデンウィークやお盆、年末年始が中心だった「全席指定席」の対象が、10月以降の3連休にも広がるという点です。
2026年度における東海道・山陽新幹線「のぞみ」号を
JR西日本ホームページ
全席指定席として運行する期間の追加について
10月以降は「3連休=全席指定席」と考える必要があります
発表によると、スポーツの日や勤労感謝の日など、秋から冬にかけての3連休期間中は、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」号がすべて指定席扱いとなります。
つまり、この期間中は自由席の設定がなくなるということになります。
「とりあえず駅に行って自由席に並べば…」という、これまでの感覚が通用しない日が、確実に増えていくことになります。
「のぞみ」が全席指定席となる期間
具体的には、以下の期間となります。赤字で書いてあるのが今回追加された期間です。
| ゴールデンウィーク | 2026年4月24日(金)~5月6日(水・祝) |
| お盆 | 2026年8月7日(金)~8月16日(日) |
| シルバーウィーク | 2026年9月18日(金)~9月23日(水・祝) |
| スポーツの日 | 2026年10月10日(土)~10月12日(月・祝) |
| 勤労感謝の日 | 2026年11月21日(土)~11月23日(月・祝) |
| 年末年始 | 2026年12月25日(金)~2027年1月5日(火) |
| 成人の日 | 2027年1月9日(土)~1月11日(月・祝) |
| 春分の日 | 2027年3月20日(土)~3月22日(月・振休) |
自由席きっぷでは“座れない”可能性も
注意したいのは、自由席特急券を持っていても「のぞみ」では着席できないという点です。
制度上はデッキでの乗車が認められる場合もありますが、長距離移動では現実的とは言えません。
一方で、「ひかり」や「こだま」については、これまで通り自由席が設定されるため、
・時間に余裕がある
・混雑を避けたい
という人は、列車種別を見直すのも一つの選択肢になりそうです。
なぜ全席指定席が拡大するのか
背景にあるのは、やはり混雑の平準化と安全性の確保でしょう。
自由席の長い待ち列や、車内デッキに人が集中する状況は、利用者にとっても鉄道会社にとっても課題でした。
全席指定席にすることで、
・ホームや車内の混雑を抑えられる
・確実に座れる利用者が増える
といったメリットがあります。
一方で、「思い立ってすぐ乗る」という新幹線らしい気軽さが、少しずつ薄れていく印象を受けるのも事実です。
これからは“早めの予約”が新幹線利用の基本に
10月以降は、
「3連休に新幹線で移動する=事前に指定席を確保する」
という意識が、ますます重要になりそうです。
特に、東海道・山陽新幹線の主力列車である「のぞみ」を利用する場合は、
エクスプレス予約やスマートEXなどを活用し、早めに予定を立てることが安心につながるでしょう。
「しなの」「南紀」「ひだ」については・・・
東海道山陽新幹線「のぞみ」と同じ時期に全席指定席となる在来線の特急列車「しなの」「南紀」「ひだ」については、現時点では全席指定席となる発表は出ていません。しかし、追加で発表となる可能性がありますので情報には注意しておく必要があります。
まとめ
全席指定席化は、利用者にとって「不便」と感じる面もありますが、混雑期のストレスを減らす効果も確かにあります。
今後は、東海道・山陽新幹線の利用スタイルそのものが、より計画的なものへ変わっていくのかもしれません。
秋以降に新幹線利用を予定している方は、ぜひ一度、カレンダーと運行ルールを見比べてみてください。

