旅行や帰省でJR東海の在来線特急「しなの」「ひだ」「南紀」は、「ゴールデンウィーク」・「お盆」・「シルバーウィーク」・「年末年始」の期間中は全席指定席となります。
東海道・山陽新幹線では「のぞみ」がゴールデンウィークやお盆、年末年始などに全席指定となることは広く知られるようになりました。一方で、JR東海の在来線特急でも同じように、一定期間は自由席が設定されず、すべての座席が指定席となります。
普段利用している感覚で「自由席に乗れば大丈夫」と考えていると、当日に戸惑うこともあります。この記事では、JR東海の特急「しなの」「ひだ」「南紀」が全席指定となる期間や利用時の注意点について紹介します。
特急列車「ひだ」「しなの」「南紀」号について、
JR東海ホームページ
お客様のご利用が特に集中する期間において、
「全席指定席」として運行します。
2026年度は4つの多客期が全席指定
2026年度は、次の4つの多客期に運転される「しなの」「ひだ」「南紀」(定期列車・臨時列車)は全席指定となります。
| 多客期 | 実施期間 |
|---|---|
| ゴールデンウィーク | 4月24日~5月6日 |
| お盆 | 8月7日~8月16日 |
| シルバーウィーク | 9月18日~9月23日 |
| 年末年始 | 12月25日~2027年1月5日 |
これらの期間は自由席が設定されず、すべて指定席として運転されます。東海道・山陽新幹線は、この4つの時期に加えて2026年10月以降は、3連休も全席指定席となります。
対象となる特急列車
特急「しなの」
alt="383系特急「しなの」" class="wp-image-12059"/>名古屋と長野を中央本線(中央西線)・篠ノ井線経由で結ぶ特急列車です。
長野県方面への観光やビジネス利用など幅広い需要があり、通常は自由席も設定されています。しかし、多客期には全席指定となるため、事前に指定席を予約しておく必要があります。
特急「しなの」は、今後新型車両385系への置き換えが決まっています。385系は8両固定編成のため現在の10両編成から減車となります。今後、自由席の扱いが変更となる可能性もありますので今後の情報に注目です。
特急「ひだ」
alt="HC85系 特急「ひだ」" class="wp-image-12060"/>名古屋・大阪と高山、飛騨古川方面を結ぶ特急列車です。
飛騨高山や下呂温泉など人気観光地へのアクセス列車として利用者が多く、特に大型連休や紅葉シーズン、お盆は混雑します。こうした混雑を見越し、多客期は全席指定で運転されます。
特急「南紀」
alt="HC85系 特急「南紀」" class="wp-image-12061"/>名古屋から紀伊勝浦・新宮方面を結ぶ特急列車です。
伊勢神宮や熊野古道、那智勝浦などへの観光客に利用される列車で、こちらも多客期は自由席が設定されません。
全席指定期間は指定席特急券が必要
全席指定期間中は、対象列車の自由席特急券は利用できません。乗車するには指定席特急券が必要です。なお、指定席が満席の場合は、立席特急券(自由席特急券と同額・数量限定)が発売される場合があります。立席特急券は指定された列車・号車のデッキなどを利用するためのきっぷで、自由席特急券とは異なるものです。
立席特急券は、指定された列車に乗車できるものの、座席を利用することはできません。デッキや通路などで立って利用することを前提とした特急券です。
混雑時でも移動手段を確保できる制度ですが、指定席ではないため長時間の乗車では負担が大きくなる場合があります。
なお、発売の有無は列車によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
発売開始は乗車日の1か月前
指定席は、原則として乗車日の1か月前の午前10時から発売されます。
ゴールデンウィークやお盆、年末年始などは発売開始直後から混み合う列車も少なくありません。
飛騨高山や長野、熊野方面は観光需要も高いため、利用日が決まっている場合は早めの予約が安心です。
まとめ
JR東海の特急「しなの」「ひだ」「南紀」は、ゴールデンウィーク・お盆・シルバーウィーク・年末年始の多客期には全席指定で運転されます。
通常時は自由席が設定されている列車でも、この期間は自由席がなくなるため、自由席特急券では利用できません。
指定席が満席の場合には立席特急券が発売されることもありますが、快適に移動するためには早めに指定席を確保しておくのがおすすめです。
大型連休にこれらの特急列車を利用する予定がある方は、「いつもの列車だから大丈夫」と思わず、全席指定期間かどうかを事前に確認してから旅行や帰省の計画を立ててみてはいかがでしょうか。


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