ローカル鉄道ならではの“らしい話題”が、またひとつ飛び込んできました。
千葉県銚子市を走る銚子電鉄で、犬吠駅~銚子駅間の普通乗車券が当面の間「単色印刷」になると発表されています。
銚子電鉄ホームページ
原因は「ナフサ不足」
今回の変更理由は、ナフサの供給不足と価格高騰。
ナフサは石油由来の原料で、印刷インクやプラスチック製品など、鉄道業界でも幅広く使われています。中東情勢の影響などで供給が不安定となり、印刷コストの上昇が避けられない状況となりました。
そこで銚子電鉄は、資材の使用量を抑え、コストを削減するために多色刷りをやめ、単色印刷に切り替えるという判断を下しました。
■ 対象は「犬吠~銚子」のきっぷ
alt="犬吠埼灯台" class="wp-image-9845"/>変更の対象となるのは、銚子電鉄でも特に利用者の多い
犬吠駅~銚子駅間の片道普通乗車券。
これまでのカラフルなデザインから一転、シンプルな単色デザインとなります。
なお、きっぷとしての効力や運賃に変更はなく、利用上の支障はありません。
■ 「当面の間」の措置
実施期間については「当面の間」とされており、
ナフサの供給状況や価格動向次第では、元の仕様に戻る可能性もあります。
逆に言えば、今しか手に入らない“期間限定仕様のきっぷ”とも言えそうです。
■ 銚子電鉄らしい前向きな対応
経営的に厳しい状況がたびたび話題になる銚子電鉄ですが、
今回も「できることを工夫で乗り切る」という、いかにも銚子電鉄らしい対応。
SNSでは
- 「単色きっぷ、逆にレアで欲しい」
- 「事情がわかると応援したくなる」
といった声も見られ、マイナスの話題を前向きに受け止めるファンの存在も感じられます。
銚子電鉄と同様に経営の苦しい「井原鉄道」は赤い字で印刷された入場券を販売しています。
■ 旅の思い出として残る一枚に
観光路線としても人気の銚子電鉄。
犬吠埼灯台や外川の町並みを訪れる途中で手にするこの単色きっぷは、
きっと後になって「そんな時代もあったな」と振り返る一枚になるはずです。
ローカル鉄道を取り巻く環境の厳しさと、それでも走り続ける現場の努力。
一枚のきっぷから、そんな背景が伝わってくるニュースでした。


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