JR東海は、2026年で築城500年を迎える苗木城を記念して、10月25日(日)に「苗木城築城500年記念列車」を運転します。
この列車にはキハ75形4両編成を使用。
岐阜駅から高山本線・太多線を経由して中央本線に入り、中津川駅まで運転されます。
特に注目されるのが、中央本線の多治見駅~中津川駅間では、キハ75形の営業運転は今回初めてとなることです。
JR東海ホームページ
キハ75形が多治見~中津川間を初めて営業運転
alt="キハ75形快速みえ" class="wp-image-17019"/>今回の「苗木城築城500年記念列車」は、岐阜駅を出発して、
岐阜 → 美濃太田 → 多治見 → 中津川
という経路で運転されます。
岐阜駅から美濃太田駅までは高山本線、美濃太田駅から多治見駅までは太多線、多治見駅から中津川駅までは中央本線を走行します。
JR東海によると、気動車が中央本線を運行すること自体が珍しい区間です。
さらに今回は、キハ75形が多治見駅~中津川駅間で営業運転として運行することは初めてとなります。
キハ75形は高山本線・太多線の普通列車や快速「みえ」などで活躍している車両ですが、普段とは違うルートを走ることになります。
かつては、名古屋駅と奈良駅を関西本線経由で結ぶ急行列車「かすが」にも使用されていました。
なお、JR東海は2028年度から2029年度にかけて、キハ75形などの更新を目的としてハイブリッド方式のHC35形を投入する計画を発表しています。
その意味でも、今回のようなキハ75形の珍しい運転は注目されそうです。
10月25日に岐阜~中津川間で運転
「苗木城築城500年記念列車」の運転日は、2026年10月25日(日)です。
JR東海の発表では、岐阜駅を9時30分頃に出発し、中津川駅には12時頃に到着する予定です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 列車名 | 苗木城築城500年記念列車 |
| 運転日 | 2026年10月25日(日) |
| 使用車両 | キハ75形4両 |
| 運転区間 | 岐阜~中津川 |
| 経由 | 高山本線・太多線・中央本線 |
| 岐阜駅 | 9時30分頃発 |
| 中津川駅 | 12時頃着 |
※出発時刻・停車時間・編成は変更される場合があります。
また、多治見~中津川間では一部の駅に停車し、車両の撮影会なども行われる予定です。
苗木城築城500年を記念した列車
alt="秋の苗木城" class="wp-image-17020"/>今回の列車は、2026年に築城500年を迎える苗木城に向けて運転されます。
中津川駅到着後は、苗木城でオペラ歌手の笛田博昭氏による記念コンサートが開催されます。
JR東海によると、コンサートは苗木城で13時から14時まで開催されます。
苗木城は、岐阜県中津川市にある山城で、木曽川を見下ろす高森山に築かれました。
戦国時代から江戸時代にかけて遠山氏・苗木遠山氏の居城となり、現在は石垣などの遺構が残っています。
国の史跡に指定されており、天守跡付近からは恵那山や木曽川などを望むことができます。
2026年は苗木城が築城されてから500年の節目の年となります。
中津川市も築城500年を記念したイベントを開催しており、今回は鉄道と地域の記念事業が組み合わされた形です。
鉄道ファン向けに「記念列車乗車ツアー」も設定
今回の列車には、コンサートとセットになったツアーだけでなく、記念列車への乗車のみを楽しむツアーも設定されています。
「苗木城築城500年記念 JR特別列車」の乗車ツアーは、窓側席が12,980円、通路側席が9,900円です。
一方、苗木城での笛田博昭氏のコンサートと記念列車を組み合わせたツアーは25,000円で、車内では岐阜県にゆかりのある落語家・桂蝶の治さんによる公演も行われます。
どちらも岐阜新聞旅行センターで販売されています。
キハ75形が普段走らない中央本線へ
キハ75形といえば、JR東海の気動車として高山本線・太多線や快速「みえ」などで使用されている車両です。
一方、中央本線の名古屋地区ではほとんどの列車が電車による運行となっているため、今回のようにキハ75形が多治見駅から中津川駅まで走る機会は非常に珍しいものになります。
今回は単純に岐阜から中津川まで走るだけではなく、
岐阜→(高山本線)→美濃太田→(太多線)→多治見→(中央本線)→中津川
というルートで運転されることもポイントです。
岡山県からは少し遠い場所になりますが、普段とは違う線区を走る車両を見てみたいという鉄道ファンにとっては、気になる列車ではないでしょうか。
10月25日は、苗木城築城500年という地域の節目とともに、キハ75形の中央本線・多治見~中津川間での初の営業運転が実現します。

