鳥取市内を運行する100円循環バス「くる梨(くるり)」で、2026年10月1日にダイヤ改正が実施されました。
今回の改正では、土曜・日曜・祝日の運行本数が見直され、赤・青・緑の全コースで最終便が1時間繰り上げられています。
「くる梨」では、運転士不足や運行経費の上昇などを背景に、運行内容の見直しが進められてきました。今回は、改正後の運行内容を確認してみます。
鳥取市循環バス「くる梨」全コースのダイヤ改正(土曜・日曜・祝日減便)が実施されます
鳥取市100円循環バス「くる梨(くるり)」でくる~り
(2026年10月)
10月1日から土・休日のダイヤを変更
今回のダイヤ改正では、土曜・日曜・祝日の運行内容が変更されました。
各コースの主な変更点は次のとおりです。
「くる梨(くるり)」の路線図・時刻表はリンク先のページで見ることが出来ます。
赤コースは40分間隔に減便
赤コースでは、土曜・日曜・祝日の9時台から、運行間隔が従来の20分から40分に変更されました。
ただし、すべての時間帯で単純に40分間隔となるわけではありません。鳥取駅を9時・11時・13時・15時台に発車する列車ならぬバスは20分発、10時・12時・14時・16時台は00分発と40分発となります。
平日と比べると、土・休日は運行本数が少なくなるため、利用する際には時刻表の確認が必要です。
青・緑コースも最終便を繰り上げ
青コースと緑コースは、土曜・日曜・祝日も日中の運行間隔は20分間隔で維持されます。
一方、最終便は平日より1時間早くなりました。
| コース | 土・休日の最終便(鳥取駅発) |
|---|---|
| 赤コース | 17時20分 |
| 青コース | 17時05分 |
| 緑コース | 17時15分 |
※いずれも2026年10月1日改正後の時刻です。
これまでより早い時間に運行が終了するため、夕方以降に鳥取駅周辺や市街地を移動する場合は注意が必要です。
100円で利用できる循環バス 維持には課題も
「くる梨」は、鳥取駅を中心に市街地を循環するコミュニティバスです。大人1回100円という利用しやすい運賃も特徴で、鳥取市民の日常の移動だけでなく、市内を訪れる人にとっても便利な交通手段となっています。
しかし、こうした運行を維持することは簡単ではありません。
以前の記事でも取り上げたように、鳥取市では運転士不足や経費の上昇などを背景に、運行時間や運行本数の見直しが進められています。
運行本数を減らせば、必要な乗務員や運行経費を抑えられる可能性があります。一方で、利用者にとっては待ち時間が長くなったり、利用できる時間帯が狭くなったりすることになります。
特に、土・休日に市街地へ出かける人や、夕方以降にバスを利用していた人にとっては、今回の変更が移動のしやすさに影響することも考えられます。
2027年春には運賃値上げも予定
さらに、「くる梨」では2027年春に運賃を1回100円から150円に引き上げることが予定されています。
運賃の値上げによって収入の増加が期待される一方、利用者の負担も増えることになります。運行本数の見直しと合わせて考えると、利用しやすい運賃と、持続可能な運行体制をどのように両立させるかが課題になりそうです。
もちろん、運賃を据え置いたまま、従来どおりの運行を続けることが必ずしも可能とは限りません。運転士の確保や燃料費などの上昇に対応しながら、地域の移動手段を維持していく必要があります。
まとめ
鳥取市の循環バス「くる梨」では、2026年10月1日のダイヤ改正により、土曜・日曜・祝日の赤コースが減便され、全コースで最終便が1時間繰り上げられました。
2027年春には運賃の値上げも予定されています。
身近な移動手段として利用されているコミュニティバスですが、運行を維持するためには、運賃や運行本数を含めた見直しが避けられない状況になっているようです。
今後、運行内容の見直しによって利用状況や収支にどのような変化が生じるのか、引き続き注目したいと思います。



