JR九州 久大本線(由布院~庄内)が7月12日に運転再開 7月11日は代行バス運休に注意

久大本線(キハ220系) JR九州

JR九州は2026年7月10日、7月上旬の大雨の影響で運転を見合わせていた久大本線の由布院駅~庄内駅間について、7月12日(日)の始発列車から運転を再開すると発表しました。

今回の運転再開により、大雨の影響で分断されていた久大本線が再びつながることになります。一方で、運転再開前日の7月11日(土)は代行バスも運行されないため、利用を予定している人は注意が必要です。

久大本線(由布院駅~庄内駅間)運行再開日のお知らせ

JR九州ホームページ

大雨による線路被害で運転見合わせ

久大本線では、7月1日から2日にかけて九州北部を襲った記録的な大雨の影響で、由布院駅~庄内駅間の線路に被害が発生しました。

JR九州によると、線路の盛土が崩壊するなどの被害が確認され、安全に列車を運転できない状態となったことから、この区間で運転を見合わせる措置が取られました。

久大本線は福岡県の久留米駅と大分駅を結ぶJR九州の主要路線の一つです。特に由布院温泉へのアクセス路線として知られ、観光列車「ゆふいんの森」をはじめ、特急「ゆふ」など多くの列車が運転されています。

夏休みを前にした時期の運休となったため、観光客や地域住民への影響は小さくありませんでした。

復旧工事が順調に進み運転再開へ

JR九州では、被災直後から昼夜を問わず復旧工事を実施してきました。

盛土の復旧や線路設備の点検、安全確認を進めた結果、7月12日(日)の始発列車から運転を再開できる見通しが立ったことから、今回の発表となりました。

運休期間は約10日間となりますが、比較的早い復旧と言えるでしょう。

自然災害による鉄道被害では、線路や橋りょうの損傷状況によっては復旧まで数週間から数か月を要するケースもあります。そのような中で、夏休み本格化前に運転を再開できることは、多くの利用者にとって朗報となりそうです。

特急「ゆふ」「ゆふいんの森」も通常運転へ

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ゆふいんの森(豊後森駅)

運休期間中は、特急「ゆふ」や「ゆふいんの森」も影響を受けていました。

博多方面から由布院方面へ向かう列車は由布院駅で折り返し運転を行うなど、本来の運転区間を短縮して対応していました。

久大本線が復旧することで、これらの特急列車も本来の運転区間での運行に戻る予定です。

「ゆふいんの森」はJR九州を代表する観光列車であり、国内外から高い人気を誇ります。全線で運転できるようになることで、夏休み期間中の観光需要にも対応できるようになります。

代行バスは平日のみ運行 7月11日は利用できず

運休期間中、JR九州は利用者の移動手段を確保するため、由布院駅~庄内駅間で代行バスを運行していました。

ただし、この代行バスは平日のみの運行となっていました。

そのため、運転再開前日の7月11日(土)は土曜日にあたることから、代行バスは運行されません。

さらに列車も7月12日の始発から再開となるため、7月11日は由布院駅~庄内駅間について、列車・代行バスともに利用できない状況となります。

週末に由布院方面への旅行を予定している人は、レンタカーや路線バスなど別の交通手段を利用する必要があります。

夏休み前の復旧は観光地にとっても朗報

由布院温泉は全国有数の温泉地として知られ、年間を通して多くの観光客が訪れます。

特に夏休み期間は家族連れや外国人旅行者の利用も多く、鉄道は重要なアクセス手段となっています。

もし復旧が長引けば、観光業への影響もさらに大きくなっていた可能性があります。

7月12日というタイミングで運転を再開できることで、観光シーズン本番への影響を最小限に抑えられることが期待されます。

また、地域住民にとっても通勤・通学や通院などの日常生活に欠かせない交通機関であることから、通常運転への復帰は大きな安心材料となるでしょう。

近年増える豪雨災害 鉄道の防災対策も課題に

近年は全国各地で線状降水帯や集中豪雨による鉄道被害が相次いでいます。

線路の盛土流出や土砂流入、橋りょうの被害など、豪雨による被害は年々深刻化しており、各鉄道会社では法面補強や排水設備の改良、降雨時の運転規制など、防災対策を強化しています。

今回の久大本線も、利用者の安全を最優先に運転を見合わせたうえで復旧工事を進め、安全確認が完了してから運転を再開するという対応が取られました。

鉄道は定時性が魅力の交通機関ですが、安全が何よりも優先されます。災害時には最新の運行情報を確認しながら行動することが大切です。


千葉県の久留里線(久留里駅~上総亀山駅)でも大雨の被害により運休が続いていましたが、2026年7月10日(金)の昼過ぎ(下り:久留里駅13:50発→上総亀山駅、上り:上総亀山駅14:27発→木更津駅)から運転が再開されます。

四国の予土線(窪川駅~江川崎駅)の運転見合わせは、当分の間続くようです。

岩手県のJR山田線でも落石の影響で上米内駅~宮古駅間で運休しています。

まとめ

JR九州は、7月上旬の大雨で運転を見合わせていた久大本線・由布院駅~庄内駅間について、7月12日(日)の始発列車から運転を再開すると発表しました。

約10日ぶりに列車の運転が再開されることで、由布院温泉へのアクセスや地域住民の移動環境は大きく改善される見込みです。

一方で、7月11日(土)は代行バスも運行されないため、この日に利用を予定している人は注意が必要です。

夏休み本番を前に久大本線が全線で利用できるようになることは、観光客だけでなく地域にとっても明るいニュースと言えるでしょう。

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