香川県を走る高松琴平電気鉄道(ことでん)は、2026年10月1日(木)に実施する運賃改定について、四国運輸局長から認可を受けたことを発表しました。
運賃改定自体は2026年5月に申請されており、本ブログでもお伝えしましたが、今回は正式決定に合わせて新たな制度変更の内容も公表されています。
特に利用者への影響が大きいのが、「途中下車制度の廃止」と「志度線の特定運賃の廃止」です。日頃からことでんを利用している方は、運賃だけでなく利用方法も変わるため、事前に確認しておきたいポイントと言えるでしょう。
ことでんホームページ
運賃改定は10月1日から実施
今回の運賃改定は2026年10月1日購入分から適用されます。
普通運賃は2キロ以下の初乗り運賃が30円・それ以外の運賃が50円値上げとなります。通勤・通学定期券についても新しい運賃が適用されます。
ことでんでは、老朽化した施設や車両の更新、安全設備の整備、物価高騰などを背景として運賃改定を申請していました。今回、四国運輸局長の認可を受けたことで、正式に実施が決定した形です。
なお、運賃そのものについて詳しく知りたい方は、5月に掲載した運賃改定申請時の記事もあわせてご覧ください。
途中下車制度を廃止
今回、新たに公表された内容で特に注目したいのが、途中下車制度の廃止です。
これまでは一定の条件のもとで途中駅で改札を出て再び乗車できる制度がありましたが、10月1日以降は廃止されます。
日常利用では影響を感じない方も多いかもしれませんが、途中で用事を済ませて再び目的地へ向かうような利用をしていた方は注意が必要です。
地方私鉄では途中下車制度を設けている事業者はそれほど多くありませんが、利用していた人にとっては実質的なサービス変更となります。
ことでんでは、夏以降駅の券売機を廃止する意向を発表しています。今後は、ICカード・QRコード式デジタルきっぷの利用を検討してみてもいいのではないでしょうか。
志度線の特定運賃も廃止
alt="ことでん志度線(志度駅)" class="wp-image-12369"/>もう一つの変更点が、志度線で設定されていた特定運賃の廃止です。
5月の運賃改定申請時のプレスリリースでは、「一部区間で設定しております特定運賃については今般の改定時に廃止する予定です」との記載があるだけで、対象区間などの詳細は公表されていませんでした。
今回の正式決定に合わせて、志度線の特定運賃を廃止することが正式に示され、対象区間の運賃も新たに公表されています。
これまで特定運賃が適用されていた区間では、通常運賃へ移行することになり、一部区間では60円の値上げとなります。
対象区間を利用している方は、これまでより運賃が変わるケースがあるため、一度確認しておくことをおすすめします。
定期券や企画乗車券の取り扱いも案内
今回の発表では、定期券や企画乗車券、払い戻しなどについてもQ&A形式で案内されています。
9月30日までに購入した定期券を10月以降も利用する場合や、旧運賃で購入した乗車券の取り扱いなど、利用者が気になる点についても説明されています。
運賃改定直前は窓口への問い合わせが増えることが予想されますので、対象となる方は事前に確認しておくと安心です。
まとめ 「正式決定」以上に制度変更にも注目
運賃改定そのものは5月の申請時点で公表されていたため、「正式決定」というニュースだけであれば既報と感じる方もいるかもしれません。
しかし今回は、途中下車制度の廃止や志度線の特定運賃廃止の詳細など、利用方法に関わる新しい情報が明らかになりました。
特に途中下車制度の廃止は、普段利用している人ほど影響を受ける制度変更です。10月1日以降はこれまでと利用方法が変わるため、運賃だけでなく制度面もあわせて確認しておくとよいでしょう。
ことでんを利用する予定がある方は、運賃表やQ&Aも確認したうえで、10月からの利用に備えてみてはいかがでしょうか。
ひとこと思ったこと
今回の運賃改定は10月1日実施となりました。JR各社では3月中旬に運賃改定が行われ、新年度の定期券が新運賃となるケースも見られましたが、ことでんは4月に購入した6か月定期券の有効期間が終了した後のタイミングで改定が実施されます。結果として、多くの通勤・通学利用者は旧運賃の定期券を最後まで利用できることになり、利用者への影響に配慮した日程とも受け取れます。
ことでんホームページへのリンク
リンク:運賃改定のお知らせ
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