JR北海道は2026年8月31日、8月27日の大雨による室蘭本線の被災状況と今後の復旧見込みについて発表しました。
今回の発表で、室蘭本線は9月2日の夕方から豊浦駅~伊達紋別駅間で運転を再開する予定となりました。
一方、長万部駅~豊浦駅間については引き続き運転を見合わせ、9月7日以降の運転再開を目指すとしています。
大雨による被害の全容が判明したことで、復旧に向けた見通しが少しずつ明らかになってきました。
JR北海道ホームページ
室蘭本線は9月2日夕方から一部区間で運転再開
8月27日の大雨により、室蘭本線では複数の区間で大きな被害が発生しています。
今回、復旧工事が完了する見込みが立ったことから、まず豊浦~伊達紋別駅間について9月2日の夕方から運転を再開する予定となりました。
これにより、9月2日からは室蘭本線の運転見合わせ区間が短縮されることになります。
ただし、9月2日の時点では長万部~豊浦駅間は終日運転見合わせとなる予定です。
そのため、室蘭本線全線で通常通り列車が運転される状態に戻るわけではありません。
長万部~豊浦間は9月7日以降の復旧を目指す
今回の発表で特に注目されるのが、長万部~豊浦駅間の復旧見込みです。
この区間では、静狩~小幌駅間で路盤流出や土砂流入、線路冠水など複数の被害が確認されています。
8月27日の大雨による被害については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
今回の大雨では、室蘭本線で路盤流出や土砂流入などの被害が発生したほか、有珠~長和間ではキハ261系の回送列車が倒木に衝突して脱線する被害も発生しました。
当初は少なくとも9月2日まで運転を見合わせる予定でしたが、被災状況の全容が判明した結果、復旧にはさらに時間が必要になることが分かりました。
JR北海道によると、少なくとも9月6日までは運転再開が難しい見込みで、週明けの9月7日以降の復旧を目指すとしています。
ただし、現時点で9月7日に運転再開することが決定しているわけではありません。
今後、復旧の見込みが判明した段階で、改めて運転再開日が発表される予定です。
静狩~小幌間では複数の箇所で被害
今回の大雨では、長万部~豊浦間の中でも特に静狩~小幌駅間で大きな被害が発生しました。
JR北海道が公開した資料では、路盤が流出した箇所のほか、土砂流入や線路冠水が発生した箇所など、複数の被災箇所が示されています。
8月31日13時時点でも復旧作業が続けられている箇所があります。
室蘭本線は長万部駅から小幌駅、静狩駅、礼文駅、豊浦駅などを経由して東室蘭方面へ向かう路線です。
今回の被害では、長万部側に近い区間で復旧作業に時間がかかっている状況です。
9月2日以降の運転見合わせ区間
JR北海道の発表によると、9月1日までは室蘭本線の長万部~伊達紋別駅間が終日運転見合わせとなり、特急「北斗」は全列車が運休する予定です。
一方、9月2日からは、
- 長万部~豊浦駅間:終日運転見合わせ
- 豊浦~伊達紋別駅間:9月2日夕方から運転再開予定
となります。
なお、9月2日については特急「北斗」の札幌~函館間の全列車が運休するほか、普通列車についても一部運休が予定されています。
9月3日以降の詳しい運転状況については、JR北海道が改めて発表するとしています。
現在は、東室蘭~長万部間を代行バス、長万部~函館間を臨時快速列車の運行で特急「北斗」の代行輸送を行っています。
代行輸送についても今後発表へ
室蘭本線の運転見合わせに伴う代行輸送は8月30日から実施されています。
ただし、9月3日以降の代行輸送については改めて発表するとされています。
室蘭本線を利用する予定がある場合は、運転再開の見込みだけでなく、代行輸送の実施状況についても確認しておいたほうがよさそうです。
9月5日以降の週末を中心に函館本線(山線)を走る特急列車「特急ニセコ号」が運転されます。指定席を確保するのは難しいと思われますが、検討してみてもいいのではないかと思います。
室蘭本線の復旧は段階的に進む
今回の発表によって、室蘭本線では復旧の道筋が少し見えてきました。
まず9月2日の夕方から豊浦~伊達紋別駅間の運転再開を予定。
その一方で、長万部~豊浦駅間では引き続き復旧工事が必要となっており、9月7日以降の運転再開を目指しています。
ただし、9月7日の運転再開が確定したわけではありません。
大雨による被害の状況や復旧工事の進捗によって、再開時期が変更される可能性もあります。
室蘭本線を利用する方は、今後発表されるJR北海道の最新の運行情報を確認するようにしてください。
今回の大雨では室蘭本線以外にも北海道内の鉄道路線で影響が発生しています。
今後も運転再開や復旧に関する情報が発表されましたら、当ブログでも紹介していきます。





