懐かしい名前が帰ってきます 岩手県で快速列車「はやちね」「そとやま」「五葉」運行(2026年夏の臨時列車)

山田線快速「リアス」盛岡駅 JR東日本

東日本旅客鉄道(JR東日本)が発表した2026年夏の臨時列車運転計画に、鉄道ファンなら思わず胸が高鳴るニュースが含まれています。なんと国鉄時代に親しまれた列車名が、岩手県内の在来線で再び運転されることになったのです!この夏、かつての情緒を乗せて走る列車たちが、東北の風景の中に懐かしい姿を描きます。

夏の臨時列車の運転について

JR東日本ホームページ

ノスタルジックな列車名たち ― 「はやちね」「そとやま」「五葉」

登場するのは次の3つの快速列車。どれも国鉄・JR東日本の歴史を感じさせる名前です:

快速「はやちね」(東北本線・釜石線経由)

  • 運転日:2026年8月13日(木)〜16日(日)
  • ダイヤ
    • 盛岡駅(10:09発)→釜石駅(12:50着)
    • 釜石駅(14:54発)→盛岡駅(17:45着)
  • 車両:キハ110系2両編成(一部指定席)

北上山地の最高峰「早池峰山(はやちねさん)」が列車名の由来です。標高は1,917メートルで、山頂は宮古市・遠野市・花巻市の境界となっています。

1959年7月1日に、釜石線経由で盛岡駅と釜石駅を結ぶ準急列車として運行を開始しました。1966年3月には準急列車廃止により急行列車に格上げされています。そして、1986年11月1日に廃止となりました。

快速「そとやま」 (「そとやま」は、山田線・三陸鉄道リアス線経由 「そとやま2号」は釜石線・東北本線経由)

  • 運転日:7月19日(日)
  • ダイヤ
    • 「そとやま」盛岡駅(8:51発)→釜石駅(13:28着)
    • 「そとやま2号」釜石駅(14:45発)→盛岡駅(17:45着)
  • 車両:キハ110系2両編成 (「そとやま」盛岡駅~宮古駅間は全車指定席・宮古駅~釜石駅間および「そとやま2号」は全車自由席)

「そとやま」は、岩手県の中部(盛岡市・宮古市)にある山間部の「外山(そとやま)」地域を走行していたことが列車名の由来です。本来は、盛岡駅→(山田線)→宮古駅→(山田線)→釜石駅→(釜石線)→花巻駅→(東北本線)→盛岡駅の経路(外回り・時計回り)で運行されていました。

「そとやま」は1965年に準急列車として運行を開始し、「はやちね」と同様1966年3月に急行列車に格上げ、1982年11月15日に廃止となりました。なお、列車名は山田線の快速列車として残りました(1988年3月13日からは快速「リアス」に名称変更)。

快速「五葉」(「五葉」は、東北本線・釜石線経由 「五葉2号」は三陸鉄道リアス線・山田線経由)

  • 運転日:7月20日(月・祝)
  • ダイヤ
    • 「五葉」盛岡駅(9:40発)→釜石駅(12:57着)
    • 「五葉2号」釜石駅(13:15発)→盛岡駅(17:22着)
  • 車両:キハ110系2両編成 (「五葉」盛岡駅~釜石駅間は、全車指定席・釜石駅~宮古駅間および「五葉2号」は全車自由席)

「五葉」は、北上山地にある標高1,351メートルの五葉山から列車名が取られています。五葉山は、岩手県住田町・釜石市・大船渡市にまたがる山です。

「五葉」は、「そとやま」とは逆に、盛岡駅→(東北本線)→花巻駅→(釜石線)→釜石駅→(山田線)→宮古駅→(山田線)→盛岡駅の経路(内回り・反時計回り)で運行されていました。「五葉」は1965年に準急列車として運行を開始し、「はやちね」「そとやま」と同様1966年3月に急行列車に格上げ、1982年11月15日に廃止となりました。


山田線は、2026年3月に川内駅~箱石駅間にある「第二鈴久名トンネル」内でモルタル片が落下したため運休していましたが、5月1日から運転を再開しています。

まとめ

JR東日本の2026年夏の臨時列車企画は、単なる輸送の増強という枠を超え、地域の歴史や鉄道文化を感じさせるものになっています。観光地へのアクセスはもちろんですが、どこか懐かしい列車名に乗って走る時間は、乗客の心にも夏の思い出として長く刻まれるのではないでしょうか。

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