JR四国は、2026年夏の臨時列車の運転計画を発表しました。その中でも毎年人気を集めているのが、四国各地の絶景を楽しめる4つのトロッコ列車です。
瀬戸内海を一望できる「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」、日本最後の清流・四万十川沿いを走る「しまんトロッコ」、徳島県を流れる吉野川沿いを走る「藍よしのがわトロッコ」、そして大歩危峡まで足を延ばす「藍よしのがわ大歩危トロッコ」と、それぞれ異なる魅力を持つ観光列車が今年の夏も運転されます。
トロッコ列車は全国各地で運転されていますが、JR四国ほど多彩なトロッコ列車を運転している鉄道会社は珍しく、「JR四国といえばトロッコ列車」と言われるほど観光列車の代名詞となっています。
JR四国ホームページ
岡山からも気軽に乗れる「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」
alt="アンパンマン列車" class="wp-image-11004"/>岡山県民に最も身近なトロッコ列車といえば「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」です。4つのトロッコ列車のうち、これだけがグリーン車での運転となります(青春18切符では乗車できません)。
ダイヤ
- 運転日
- 7月 4日・5日・11日・12日・18日~31日
- 8月 1日~31日
- 9月 5日・6日・12日・13日・19日~27日
下り(岡山駅→高松駅・琴平駅)
| 列車名 | 始発 | トロッコ乗車区間 | 終着駅 | |
| 乗車駅 | 降車駅 | |||
| 瀬戸大橋 アンパンマントロッコ1号 | 岡山 11:17 | 児島 12:10 | 琴平 13:04 | 琴平 13:04 |
| 瀬戸大橋 アンパンマントロッコ3号 | 岡山 15:21 | 児島 16:11 | 坂出 16:33 | 高松 17:02 |
上り(高松駅・琴平駅→岡山駅)
| 列車名 | 始発 | トロッコ乗車区間 | 終着駅 | |
| 乗車駅 | 降車駅 | |||
| 瀬戸大橋 アンパンマントロッコ2号 | 高松 9:13 | 坂出 9:43 | 児島 10:05 | 岡山 10:44 |
| 瀬戸大橋 アンパンマントロッコ4号 | 琴平 13:16 | 琴平 13:16 | 児島 14:04 | 岡山 14:54 |
列車は岡山駅と高松駅を結び、児島駅から宇多津駅までの瀬戸大橋区間では、開放感あふれるトロッコ車両から瀬戸内海の美しい景色を楽しめます。
瀬戸大橋は道路と鉄道が上下二層構造になった世界でも珍しい橋で、列車は海面から高い位置を走行します。左右に広がる瀬戸内海や島々の景色は、通常の快速「マリンライナー」でも人気ですが、窓のないトロッコ車両では風を感じながらより迫力ある景色を楽しめます。
さらに、車内にはアンパンマンの装飾が施されており、小さなお子さん連れにも人気です。岡山駅から乗り換えなしで利用できることから、日帰り旅行にもおすすめの列車となっています。
四万十川の絶景を楽しめる「しまんトロッコ」
alt="しまんトロッコ" class="wp-image-11005"/>JR予土線で運転される「しまんトロッコ」は、JR四国を代表する観光列車の一つです。
予土線は「しまんとグリーンライン」の愛称で親しまれ、四万十川沿いをゆったりと走るローカル線です。
ダイヤ
- 運転日
- 7月 4日・5日・11日・12日・18日~20日・25日・26日
- 8月 1日・2日・8日~16日・22日・23日・29日・30日
- 9月 5日・6日・12日・13日・19日~23日・26日・27日
下り(窪川駅→宇和島駅)
| 列車名 | 始発 | トロッコ乗車区間 | 終着駅 | |
| 乗車駅 | 降車駅 | |||
| しまんトロッコ1号 | 窪川 13:15 | 土佐昭和 13:59 | 江川崎 14:33 | 宇和島 16:08 |
上り(宇和島駅→窪川駅)
| 列車名 | 始発 | トロッコ乗車区間 | 終着駅 | |
| 乗車駅 | 降車駅 | |||
| しまんトロッコ2号 | 宇和島 9:34 | 江川崎 10:45 | 土佐大正 11:37 | 窪川 12:11 |
車窓には、日本最後の清流と呼ばれる四万十川が広がり、川を何度も渡りながら山々に囲まれた自然豊かな景色を楽しめます。
四万十川に架かる沈下橋や清流、のどかな集落など、都市部では見ることのできない風景が続き、鉄道ファンだけでなく観光客からも高い人気を集めています。
夏は川遊びやキャンプを楽しむ観光客も多く、トロッコ列車から見る四万十川はまさに夏の四国を代表する景色と言えるでしょう。
吉野川沿いを爽快に走る「藍よしのがわトロッコ」
alt="" class="wp-image-11010" style="width:640px;height:auto"/>徳島線では「藍よしのがわトロッコ」が運転されます。
ダイヤ
- 運転日
- 8月 22日(※)・29日・30日
- 9月 5日・6日・12日・13日・19日~20日・21日(※)・23日・26日・27日
※8月22日・9月21日は、下り列車「藍よしのがわトロッコさとめぐみの風」のみの運転
下り(徳島駅→阿波池田駅)
| 列車名 | 始発 | トロッコ乗車区間 | 終着駅 | |
| 乗車駅 | 降車駅 | |||
| 藍よしのがわトロッコ さとめぐみの風 | 徳島 10:35 | 石井 10:54 | 阿波池田 12:59 | 阿波池田 12:59 |
上り(阿波池田駅→徳島駅)
| 列車名 | 始発 | トロッコ乗車区間 | 終着駅 | |
| 乗車駅 | 降車駅 | |||
| 藍よしのがわトロッコ かちどきの風 | 阿波池田 14:33 | 阿波池田 14:33 | 徳島 17:04 | 徳島 17:04 |
徳島県を代表する一級河川・吉野川沿いを走るこの列車は、四季折々の自然を楽しめる人気の観光列車です。
車内には徳島県の伝統文化である藍染をイメージしたデザインが採り入れられ、地域色豊かな観光列車として親しまれています。
途中では広々とした吉野川の流れや山並みなどを眺めることができ、通常の列車とは違ったゆったりとした時間を過ごせます。
徳島市内から気軽に乗車できることもあり、県内外から多くの利用者が訪れます。
「藍よしのがわトロッコ」では、2026年の運行開始にあわせて新作の駅弁が誕生しました。
渓谷美が魅力の「藍よしのがわ大歩危トロッコ」
alt="" class="wp-image-11008"/>8月23日と9月22日の2日間のみ土讃線(阿波池田駅~大歩危駅)で「藍よしのがわ大歩危トロッコ」が運転されます。
ダイヤ
- 運転日 8月23日・9月22日
下り(阿波池田駅→大歩危駅)
| 列車名 | 始発 | トロッコ乗車区間 | 終着駅 | |
| 乗車駅 | 降車駅 | |||
| 藍よしのがわ 大歩危トロッコ さとめぐみ絶景の風 | 阿波池田 10:51 | 阿波池田 10:51 | 大歩危 11:38 | 大歩危 11:38 |
上り(大歩危駅→徳島駅)
| 列車名 | 始発 | トロッコ乗車区間 | 終着駅 | |
| 乗車駅 | 降車駅 | |||
| 藍よしのがわ 大歩危トロッコ 秘境かちどきの風 | 大歩危 13:10 | 大歩危 13:10 | 徳島 17:04 | 徳島 17:04 |
大歩危峡は約2億年もの歳月をかけて形成された渓谷で、切り立った岩肌とエメラルドグリーンの吉野川が織りなす景色は四国屈指の絶景として知られています。
列車は渓谷沿いをゆっくりと進み、普通列車では味わえない迫力ある景色を楽しめます。
大歩危エリアはラフティングや遊覧船などでも人気の観光地であり、トロッコ列車はその景色を気軽に満喫できる交通手段としても注目されています。
私は、この列車が走る前に運転されていた「絶景!土讃線秘境トロッコ」に乗車したことがありますが11月だったため寒かったこと以外記憶にありません。機会を見つけて乗車してみたいと思います。
こどもは500円「こども四国フリーきっぷ」
これらのトロッコ列車に乗るのに最適なきっぷが夏休み期間中に発売される「こども四国フリーきっぷ」です。このきっぷは、7月18日(土)~8月31日(月)の期間に使用できるお得なきっぷで1日500円でJR四国の普通列車・特急列車の自由席が乗り放題となるきっぷです(8月7日~16日は使用できません。)。また、同行するおとなは、12,000円で「大人用」が販売されます。
トロッコ列車は指定席なので「こども四国フリーきっぷ」は対象外と思われるかもしれませんが、1回に限り「しまんトロッコ」・「藍よしのがわトロッコ」・「藍よしのがわ大歩危トロッコ」の指定席を取ることが可能です。また、グリーン車となっている「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」については、グリーン車指定席券を追加で購入することで乗車できます(乗車券は追加購入の必要なし)。もちろん、岡山駅~児島駅間は「こども四国フリーきっぷ」では利用できません。
トロッコ列車繋がりですが、富山県の黒部峡谷鉄道は2026年10月1日から全線営業となります。また、欅平駅から黒部ダムへ繋がるキャニオンルートも10月2日かわ営業を開始します。
まとめ 四国ならではの「風を感じる鉄道旅」
近年は観光列車が全国各地で運転されていますが、窓を開けて風を感じながら景色を楽しめる本格的なトロッコ列車は年々貴重な存在となっています。
JR四国では地域ごとに特色の異なる4つのトロッコ列車を運転しており、それぞれ瀬戸内海、四万十川、吉野川、大歩危峡という四国を代表する景勝地を巡ることができます。
同じトロッコ列車でも景色や沿線の雰囲気は大きく異なり、「次は別のトロッコ列車にも乗ってみたい」とリピーターになる利用者も少なくありません。
岡山からであれば、瀬戸大橋アンパンマントロッコはもちろん、特急「南風」や「しおかぜ」「うずしお」などを利用して他のトロッコ列車へ乗り継ぐことも比較的容易です。夏休みを利用して四国を周遊しながら、複数のトロッコ列車に乗車する旅行も楽しめそうです。
近年はインバウンド需要の回復により、JR四国の観光列車は国内外から注目を集めています。夏休み期間中は指定席が早い段階で満席となる日もあるため、乗車を予定している方は早めの予約がおすすめです。
今年の夏は、窓越しではなく風を感じながら四国の雄大な自然を満喫できるトロッコ列車で、思い出に残る鉄道旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。



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