富山県では、2026年10月5日(月)から10月23日(金)まで、「電車・バスで行こう!」キャンペーンを実施します。
期間中は、対象となる鉄道・バスを90分間、乗り継ぎ・乗車自由で利用できるデジタル乗車券を販売。
2枚綴り300円で販売されるため、1回あたり150円で利用できます。
鉄道とバスを組み合わせて移動できる、ちょっと珍しいタイプの乗車券です。
富山県ホームページ
90分150円で鉄道・バスが乗り放題
今回販売される「電車・バスで行こう!」キャンペーンの限定きっぷは、300円の2枚綴り。
1枚につき、対象路線を90分間、乗り継ぎ・乗車自由で利用できます。
つまり、1回あたりの料金は150円。
例えば鉄道からバスへ乗り継いだり、別の鉄道路線へ乗り換えたりする場合でも、90分以内であれば対象路線を自由に利用できます。
「150円で90分」という時間制の乗り放題なので、短距離の移動を何度か繰り返す場合には、通常運賃より安くなるケースもありそうです。
ただし、これは一般的な月額制の「サブスク」とは異なり、90分単位の乗車券を利用する仕組みです。
JR城端線・氷見線も対象に
alt="JR氷見線 雨晴海岸" class="wp-image-16199"/>2026年版で特に注目したいのが、JR西日本の路線も対象になっていることです。
対象となる鉄道は、
- あいの風とやま鉄道(石動~越中宮崎)
- 富山地方鉄道(鉄道・市内電車・バス)
- JR西日本(城端線・氷見線)
- 万葉線(全線)
このほか、加越能バスや各市町村のコミュニティバスなども対象となっています。
バスについては、対象外の路線もあるため、公式ページで確認をしてください。
かなり幅広い公共交通を1枚の乗車券で利用できるのが特徴です。
例えば高岡周辺では、あいの風とやま鉄道、JR氷見線、JR城端線、万葉線、バスなどを組み合わせることもできます。
鉄道だけではなくバスも対象になるため、「駅から先はバス」という移動にも使いやすそうです。
乗車券は「my route」で購入
乗車券は、スマートフォンアプリ「my route」で購入します。
利用するためには、まずキャンペーンへの参加登録を行います。
その後、
- 参加登録
- 「my route」をダウンロードして会員登録
- アプリ内で乗車券を購入
- 電車・バスの乗降時に利用画面を提示
という流れになります。
販売価格は300円(2枚綴り)。
1枚あたり150円で、90分間利用できます。
販売期間は2026年9月18日(金)から10月23日(金)23時59分まで。
実際の乗車券の利用期間は、10月5日(月)から10月23日(金)までの平日です。土日祝日は利用できません。
利用できない路線もあるので注意
便利な乗車券ですが、すべての鉄道・バスが対象というわけではありません。
高速バス、定期観光バス、富山地方鉄道の特急電車・快速特急電車、JR西日本の観光列車「べるもんた」などは対象外です。
また、あいの風ライナーを利用する場合は別途ライナー券300円が必要。
さらに、県外の駅・バス停から乗り入れたり、県外の駅・バス停まで乗り越したりすることもできません。
そして90分という時間制限にも注意が必要です。
降車するとき、または駅の改札を出るときに90分の有効期限が切れている場合は、乗車した駅・バス停からの通常運賃が必要になります。
時間には余裕を持って利用したほうがよさそうです。
「県民の日常利用」が中心
今回の乗車券は、観光客向けのフリーきっぷとは少し性格が違います。
富山県は、この乗車券について、県民が通勤・通学、スポーツ観戦、文化芸術鑑賞などの日常の移動に利用することを想定しています。
「安いから鉄道旅行に使ってみよう」という使い方だけでなく、普段は車を使っている人に公共交通を利用してもらうことが、このキャンペーンの大きな目的といえそうです。
そのため、観光用の「1日乗り放題きっぷ」とは違い、90分という設定になっているのでしょう。
さらに沿線ラーメン店で特典も
alt="富山ブラックラーメン(イメージ)" class="wp-image-16198"/>キャンペーン期間中は、限定きっぷを利用して対象のラーメン店を訪れると、利用画面の提示でトッピングやサイドメニューなど300円相当の特典を受けられる企画も行われます。
対象店舗は富山市、高岡市、魚津市、南砺市にある10店舗。
ただし、各店舗とも先着10名までとなっており、予定数に達すると終了します。
乗車券を使って公共交通で移動し、その先で食事を楽しんでもらうという仕組みです。
90分という時間をどう使う?
1回150円で90分間乗り放題という今回の乗車券。
単純に「遠くまで安く行く」というより、鉄道とバスを組み合わせて短時間の移動を何度か行うような使い方に向いていそうです。
例えば、
「駅からバスに乗り換える」
「バスで移動して別の鉄道路線に乗り換える」
「市街地で鉄道と路面電車を組み合わせる」
といった使い方が考えられます。
特にJR城端線・氷見線、あいの風とやま鉄道、富山地方鉄道、万葉線など複数の鉄道が対象になっているため、鉄道ファンにとっても気になる乗車券です。
ただし、90分を超えると通常運賃が必要になるため、乗り継ぎの際には時刻表などで確認しておいたほうがよさそうです。
まとめ
富山県の「電車・バスで行こう!」キャンペーンでは、2026年10月5日から10月23日までの平日、対象路線を90分間自由に乗り継げる乗車券を利用できます。
2枚300円、1回あたり150円。
しかも対象にはJR城端線・氷見線やあいの風とやま鉄道、富山地方鉄道、万葉線などの鉄道に加え、多くの路線バス・コミュニティバスも含まれます。
月額制のサブスクとは違いますが、「90分150円で公共交通を自由に乗り継ぐ」という新しいタイプの乗車券として、なかなか面白い取り組みではないでしょうか。
普段は車で移動している人が公共交通を使ってみるきっかけとしても、興味深い企画です。

