山陽電気鉄道は、2026年度(令和8年度)の設備投資計画を公表しました。
今回の計画で特に注目したいのが、6000系車両の新造と、藤江・西飾磨・的形の3駅におけるバリアフリー化です。
派手さはないものの、日々の利用を確実に支える“足元重視”の内容で、山陽電鉄らしい堅実な投資姿勢が感じられます。
2026年3月期 決算補足説明資料(6ページ)
山陽電鉄ホームページ
主力形式として定着した「6000系」を引き続き新造
alt="山陽電鉄(3000系)" class="wp-image-7443"/>2026年度も、山陽電鉄の主力車両となっている6000系の新造が計画されています。
6000系は、老朽化が進む3000系の置き換えを目的として導入された形式で、
- アルミ車体による軽量化
- 省エネルギー性能の向上
- ワンマン運転対応
といった、これからの都市近郊私鉄に求められる要素をしっかり備えた車両です。
直通特急から普通列車まで幅広く運用できる点も特徴で、ダイヤ乱れ時の柔軟な対応力という面でも重要な存在になっています。
2026年度の新造によって、車両の世代交代がさらに進み、
沿線利用者にとっては「当たり前に快適な電車」が少しずつ増えていくことになりそうです。
藤江・西飾磨・的形の3駅でバリアフリー化を推進
今回の設備投資計画では、藤江駅・西飾磨駅・的形駅の3駅でバリアフリー化が進められる点も大きなポイントです。
具体的な設備内容は今後明らかになる部分もありますが、
- エレベーターの設置
- 段差の解消
- 駅構内動線の改善
といった整備が想定され、高齢者や車いす利用者、ベビーカー利用者にとって使いやすい駅へと生まれ変わることが期待されます。
これらの駅はいずれも地域密着型の利用が多い駅で、
観光向けというよりも「毎日使う駅」だからこそ、バリアフリー化の効果は大きいと言えそうです。
安全と安定輸送を支える“見えにくい投資”も継続
計画では、車両や駅だけでなく、変電所などの鉄道インフラ設備の更新も盛り込まれています。
こうした設備は利用者からは見えにくい存在ですが、
- 安定した運行
- トラブルの未然防止
- 災害時の対応力向上
といった面で、鉄道会社にとって欠かせない基盤です。
華やかな話題ではなくとも、安全・安定輸送を最優先する姿勢が感じられる点は、鉄道ファンとしても評価したいところです。
山陽電鉄では、お得なきっぷ(企画乗車券)の見直しを2026年4月1日に行っています。
まとめ:派手さより“確実さ”を選んだ2026年度計画
山陽電気鉄道の2026年度設備投資計画は、
- 6000系新造による車両更新の継続
- 3駅のバリアフリー化による利用環境の改善
という、日常利用に直結する内容が中心となっています。また、変電所の更新といったハード面での設備投資も行われます。
沿線人口の高齢化や利用環境の変化を見据えた、
「今後も長く使われる鉄道であるための投資」と言えるでしょう。
派手な新線建設や大規模改造はなくとも、
こうした積み重ねが、山陽電鉄の信頼感につながっているのかもしれません。
出典資料
リンク:2026年3月期 決算補足説明資料(6ページ)
各鉄道事業者の2026年度の事業計画のまとめのページへのリンクです。



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