2026年度JR四国の鉄道事業の重点実施項目について(鉄道関連特化型記事) 過去の記事と連動してみてみる

下灘駅に停車する伊予灘ものがたり 2026年度事業計画

JR四国から2025年度決算資料とあわせて2026年度(中期経営計画2030・初年度)の重点施策について発表されました。その中身については別の記事にする予定ですが、鉄道関連のみに絞った話題についてまとめてみました。

2025年度 期末決算について(9ページ)

JR四国ホームページ

イベント等に伴う需要の取り込み

特急「しおかぜ」・「南風」運行開始55周年

1972年3月15日のダイヤ改正で登場した予讃線特急「しおかぜ」・土讃線特急「南風」は、来年で55周年を迎えます。それを記念して、JR四国では様々なイベントを行っており今後の動きについて注目されます。

  • デジタル駅スタンプアプリ「エキタグ」を使用しての「しおかぜ」「南風」停車駅でのスタンプラリー(しおかぜ:多度津駅・新居浜駅・松山駅 南風:多度津駅・阿波池田駅・高知駅)

「しおかぜ」「南風」の停車駅で2回に分けて行われます。スタンプを集めると「しおかぜ記念スタンプ」・「南風記念スタンプ」・「第1弾コンプリートスタンプ」が特典としてもらえます。

リンク:しおかぜ・南風55周年 四国をつなぐ”かぜ”キャンペーン

  • 予讃線伊予西条駅での記念スタンプ台紙配布
  • 「記念シール」と「記念ラリーブック」の配布(こどものみ)

デジタルスタンプを配布している5つの駅(多度津駅・新居浜駅・松山駅・阿波池田駅・高知駅)で、子供向けに記念シールと記念ラリーブックを配布しています(10時から15時まで)。スマートフォンを持っていないこども向けのイベントとなっています。

  • インスタグラムでの「しおかぜ」「南風」の写真投稿キャンペーンの実施

インスタグラムで特急「しおかぜ」「南風」にまつわる写真とエピソードの募集を行っています。後日選考が行われ、55人に「オリジナルフォトフレーム」、3人に「JR四国ものがたり列車ぺアチケット(食事券付)」がプレゼントされます。

  • 旅行商品として季節を感じる「あじな散歩道」を販売

「しおかぜ」「南風」が運行もしくは運行していた区間への名物が楽しめるお得なきっぷが販売されます。現在は、土佐久礼駅への「土佐久礼かつおきっぷ」・観音寺駅への「琴弾廻廊きっぷ」が販売されています。

あなぶきアリーナ香川でのイベント 等

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あなぶきアリーナ香川

高松市の「あなぶきアリーナ香川」でのイベントにあわせて、予讃線「マリンライナー」・高徳線普通列車の臨時列車が運行されています。

3600系ハイブリッド式ローカル車両の営業

2026年6月27日(土)からハイブリッド式気動車3600系の運行が開始されます。当面は、高徳線・徳島線・牟岐線で1日1往復の運転が計画されています。

運転開始

8000系特急電車等のリニューアル工事

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JR四国 8000系 しおかぜ・いしづち

1992年に登場し、予讃線「しおかぜ」「いしづち」で使用されている8000系電車について車齢が高くなっているためリニューアル工事により快適性の向上と寿命の延長を図る予定となっています。

更なるサービス向上施策の推進

「しおかぜ」・「南風」の全席指定席化

2027年春から、岡山駅から松山駅・高知駅間で運行されている特急列車「しおかぜ」「南風」が全席指定席となります。個人的には、JR四国は特急列車については自由席と指定席を両立させての運行を原則と考えていると思っていましたので発表の時は驚きました。ただし、高松駅と松山駅・高知駅を結ぶ特急列車「いしづち」「しまんと」には自由席が残る予定です。

徳島駅への自動改札機導入

日本の47都道府県の代表駅の中で唯一自動改札が設置されていなかった徳島駅に2026年6月13日(土)に自動改札機が設置されることが決まりました。徳島駅の自動改札は、「QR乗車券」のみが対応しており交通系IC乗車券(ICOCA・Suica等)では利用できません。

「JR四国スマート改革」の推進

JR四国が展開しているチケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」の推進が行われるようです。このアプリについては、お得なきっぷが多数設定されており使いこなすことが出来れば四国の旅行がオトクとなります。旅行者に便利なきっぷは次のようなものがあります。

観光列車のブラッシュアップ

JR四国の観光列車であるトロッコ列車・JR四国ものがたり列車のサービスが向上されるようです。これらの列車は人気が高いのでどのような変化があるか楽しみです。これは、その一環だと思われます。

インバウンド需要の取り込み

海外旅行会社へのセールス強化

最近好調なインバウンドの取り込みを図るため海外の旅行会社との連携を図り四国の観光を売り込む予定となっています。

インバウンド向け商品のデジタルパス導入拡大

インバウンド向けのお得なきっぷとして「ジャパン・レール・パス」が有名ですが、このパスを利用した場合の収入はJR6社で分配することになりますのでJR四国のみの収入となる独自のデジタルパスを販売するものと思われます。なお、ジャパン・レール・パスは2026年10月1日から値上げとなります。


まとめ

今回は、JR四国の2026年度の事業計画について鉄道関連を中心にまとめてみました。経営の苦しいJR四国ですが、本業の鉄道事業についても積極的な取り組みを行っていることが分かります。全体のまとめとしては別の記事にしたいと思っています。


各鉄道事業者の2026年度の事業計画のまとめのページへのリンクです。

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