北海道・道南を走る函館本線。
その途中にある赤井川駅は、派手さはないものの、長年にわたって地域を支えてきた小さな駅です。
しかしその赤井川駅に、ついに大きな節目となる知らせが届きました。
JR北海道から地元自治体に対し、2027年3月に駅の廃止を検討している旨が伝えられたというのです。
利用者は「1日平均3人」という現実
JR北海道が公表している利用状況によると、赤井川駅の1日あたりの平均利用者数はわずか3人。
数字だけを見れば、道内でもかなり厳しい水準であることは否定できません。
自家用車中心の生活、人口減少、高齢化…。
こうした要因が重なり、列車を日常的に使う人が少なくなっていった結果が、今の姿と言えそうです。
現地を訪れると見えてくる赤井川駅の姿
alt="函館本線・赤井川駅駅舎" class="wp-image-8164"/>赤井川駅は、いわゆる“秘境駅”というほど荒れた場所ではありません。
ホームはコンクリート造りで、保線状態も比較的しっかりしています。
小さな駅舎と待合室があり、周囲は緑に囲まれた静かな環境。
列車が来ない時間帯は、風の音と鳥の声だけが聞こえる、いかにも北海道らしいローカル駅です。
「利用者は少ないが、駅としての役目をきちんと果たしてきた」
写真からも、そんな印象を受けます。
廃止の先にあるもの
今回の連絡は、即時廃止が決まったという話ではありません。
ただ、JR北海道としては、駅の維持にかかる費用と利用実態を考えたとき、
これ以上現状のまま存続させるのは難しい、という判断に近づいているのが実情でしょう。
実際に報道によると年間の維持管理費用約500~600万円を森町が負担すれば駅は存続するとのことです。
一方で、駅がなくなれば、
- 列車を使った移動が事実上不可能になる
- 地域の「鉄道の記憶」が一つ消える
といった影響も避けられません。一方で、赤井川駅は北海道新幹線が札幌駅まで延伸した時には、拍建て本線が並行在来線として分離後は、貨物専用線となる区間にありますので将来は必ずなくなる予定の駅でもあります。
北海道新幹線自体がいつ札幌駅まで延伸するのかは定かではありませんが・・・
数字では測れない“駅の価値”
1日3人。
確かに少ない数字です。
しかし、その3人にとっては、
赤井川駅は今も「必要な駅」であることも事実です。
かつて多くの人が行き交った時代があり、
今は静かでも、線路とホームは確かに地域の中に存在しています。
赤井川駅の行方は、
JR北海道だけでなく、地方鉄道全体が抱える課題を映し出しているようにも感じます。
まとめ
赤井川駅がこの先どうなるのかは、まだ決まっていません。
ただ、「利用者が少ない=不要」と簡単に割り切れないのが、地方鉄道の難しさです。
この静かな駅が迎える未来を、
引き続き注目していきたいと思います。



